丸の内朝大学

心体学部

武士道クラス
「生き方」を考え、問い、記す

2011年夏学期に続く第2弾のテーマは、“生き方”。武士道精神を切り口として、先人や今を真剣に生きている人の生き様や教えを知るとともに、自身の内面に向き合い、仲間と問答します。

そして、考えて終わりではなく、最終的に「どう生きたいか」を書き記し、今後の指針とすることを目指します。つまり、学ぶことが目的ではなく、今にどう活かすかにこだわります。

一度、日常の重圧や緊張、刺激から距離を置き、ゆっくりと自分の“生き方”に向き合う時間をつくりませんか。そのために、場にもこだわり、実際に禅寺や、泊まり込みで會津藩校日新館を訪れる機会を設けます。

本クラスが参加者一人ひとりにとって、人生の“間”のような役割になればと思っています。

講師
永井宗直、アレキサンダー・ベネット、福田賢治、宗像精、西原一徳
日程
全8回(60分) 毎週火曜日 7:15-8:15
場所
学費
36,000円(税込)
定員
45名
申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。
第1回

10月16日(火) 本の一分は末の一丈

講師:西原一徳

最初が肝心。最大限、本クラスの価値を引き出し、意味あるものにするため、一人ひとりが、何を目指すのか、そのために自分自身がどう取り組むのかをしっかり考え、明確にする。そして、クラスの約束事を決める。

第2回

10月20日(土) 【フィールドワーク①】坐禅と説法 in満願寺

講師:永井宗直

禅寺を訪れ、先ず、坐禅。自分自身の内面に向き合うとともに、和尚との問答を通じて、“執着"など禅の教えに触れ、「生きる」ということを自分の言葉で考える。その後、場を変えて、和尚を交えての懇親会。

※土曜日午後開催。
※満願寺(横須賀市)前集合・解散。
※満願寺までの交通費、講座終了後の懇親会費は学費に含まれておりません。
第3回

10月30日(火) 見方を変える

講師:アレキサンダー・ベネット

思い込みの排除。そして、本質を追究。日本人以上に真摯に武士道に向き合うベネット氏を迎え、武士道精神とは何なのか、今、我々が目を向けるべき、そして活かすべきは何なのか、客観的に外国人の目線から問う。

第4回

11月3日(土・祝) 【フィールドワーク②】討議:志高きふたりの生き様

講師:福田賢治

本気の討議。維新の三傑のふたり、西郷隆盛と大久保利通。その二人の生き様は、我々に様々な示唆を与えてくれる。二人の生き方について学ぶだけでなく、討議することにより、思考を深め、今に活かすべき教えを得る。

※土曜日・祝日開催。
※丸の内近辺で集合・解散予定。
第5回

11月6日(火) 知行合一

講師:西原一徳

一度、描く。無理にでも一度文字にすることが大切。自分がどう生きたいか、その時点での考えを書きだしてみる。そのために、自身の「生き方」を記すことにより志高く生きている人の実例や「記し方」の具体例を学ぶ。

第6回

11月20日(火) 禅の教え:十牛図

講師:永井宗直

問答十家坐禅。禅の教えとして有名な「十牛図」。和尚を囲み、一つひとつの絵について、自身の「生き方」に照らし合わしながら、問答を通じて、教えの本質を考えていく。また、継続を目的に自宅でできる坐禅を学ぶ。

第7回

11月27日(火) 語ることで、頭を整理する

講師:西原一徳

仲間に語る。言葉にして発することにより見えてくるものがある。グループに分かれ、その時点で、自身の思い描く「生き方」を率直に語ってみる。更に、仲間と問答することにより、考えを整理していく。

第8回

12月1日(土)・2日(日) 【フィールドワーク③】泊まり込みで考え抜き、記す in会津若松

講師:宗像精 ほか

籠る。会津武士道の原点でもある會津藩校日新館。そこに籠り、館長から教えを受けるとともに、坐禅等を通して、自分の内面に向き合い、徹底して「生き方」を考え抜く。最終的に「どう生きたいか」を書き記す。

※開催が土・日曜日の1泊2日となります。
※会津若松駅集合・解散。
※会津若松駅までの交通費・現地宿泊費・食費は学費に含まれておりません。
申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。
永井宗直
(横須賀市「満願寺」和尚)

横須賀市生まれ。京都嵐山天龍寺専門道場にて修行し、臨済宗建長寺派教学部長などを歴任し、今年から横須賀市満願寺住職。満願寺は、住職不在となり、荒廃が進む状況であったが、和尚が赴任し、建物や庭といったハード面の整備を進めるとともに、坐禅会や書道会といったソフト面も整えることにより、生活の中で教えを学べる地域に開かれた禅寺として変えつつある。『やさしい禅の教え』『禅のある暮らし』(ワニマガジン社)監修。

アレキサンダー・ベネット
(関西大学 准教授)

ニュージーランドのクライストチャーチ出身。京都大学人間・環境学博士。全日本剣道連盟参与、国際なぎなた連盟副会長、NZ剣道ナショナルチーム監督。世界唯一の剣道の英語専門誌『KENDO World』編集長。剣道の他に居合道、なぎなたを実践しつつ、武道に関する研究成果を英語で世界に発信し続けている。剣道錬士七段。主要著書に『武士の精神とその歩み‐武士道の社会思想史的考察‐』『ボクは武士道フリークや』他。

福田賢治
(鹿児島市「維新ふるさと館」特別顧問)

1942年鹿児島生まれ。中学校校長、鹿児島県連合校長協会役員、県中学校社会科研究会顧問等を歴任し、「維新ふるさと館」の館長を経て、現在は、特別顧問。 特に、西郷隆盛や大久保利通など「明治維新の変革者」を中心に、その人物像や生き方から、リーダーのあり方を考える機会などを提供し、後世の指導に当たっている。また、大河ドラマ「篤姫」等のTV解説などメディアなどにも出演し、広くその教えを継承している。

宗像精
(會津藩校日新館 館長)

1933年会津生まれ。中学校校長、教育委員会教育長を歴任し、現在は、會津藩校日新館において、館長として道徳心・倫理観を主にした後世の指導に当たっている。 昔、會津武士の子供が学んだ日新館の教えに基づき、自身の経験を踏まえながら、誠実・忍耐などを含む「日本の規範」、論語や儒教の教えを例に出して、昔の日本の精神性の高さや日本人のあるべき姿を広く伝えている。

西原一徳
(ケシンカギ 代表)

本クラスのコーディネーター。鹿児島生まれ。幼少時に、地元の偉人の生き様や教えに囲まれて育つ。その後、建築、経営に関する仕事に就き、10社以上の企業の経営を手伝う中で、精神力や心(徳)の大切さを痛感し、2011年退社。一年間、日本全国の様々な分野の人(経営者、学校の先生、伝統文化継承者、政治家等)を訪ね、人の生き方等についての問答を重ねる。今年、独立し、経営支援をしながら、人の力を発揮する機会や場を創造中。

コース名

[心体学部]
武士道クラス 「生き方」を考え、問い、記す

講師:永井宗直、アレキサンダー・ベネット、福田賢治、宗像精、西原一徳

実施: 株式会社umari

日程
毎週火曜日 7:15-8:15
学費
全8回(60分) 36,000円(税込)
お支払方法
クレジットカード
キャンパス
定員
45名
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申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。