食と農クラス
収穫の秋の味覚を東北6県から
日々の食事や農業に関心の高いビジネスパーソンのためのクラスです。
美味しい農産物をつくっている農家、環境や健康に配慮しながら農業をする農家、親父の背中を目標に頑張っている若手農家。
こうした農家の想いや情報を知ること、つながっていくことは、日々の食に対して新しい広がりを生み出してくれます。
そしてそれは食をより楽しくするものに違いありません。
2012年秋学期の食と農クラスは東北6県を舞台に、日本における収穫の秋を、各地で奮闘する若手農家と彼らがつくった食材を通して楽しみます。また雪で覆われる冬の農家の仕事についても学びます。
授業では毎回、テーマと農家に合わせた食材が用意される“食べて学ぶ”クラスです。
- 第1回
-
10月30日(火) オリエンテーション:東北農業とは
講師:脇坂真吏
初回の授業では受講ガイダンスと、講座全体のテーマである「東北農業」への理解を深めるために日本農業からみた東北農業について学ぶ。
- 第2回
-
11月6日(火) 岩手県一関市で1軒の農家が育てる50品種のりんご
講師:脇坂真吏
旧伊達藩の領土で、今なおその文化が残る岩手県一関市。当地で50品種ものりんごを栽培している農家がいる。50品種を栽培する理由とは? そしてりんご農家の秋から冬の仕事について学ぶ。
- 第3回
-
11月11日(日) 【フィールドワーク】山形市の里芋農家と「芋煮会」
講師:佐藤卓弥・美香
東北に多くある郷土料理の中でも秋の風物詩として有名なのが山形県の「芋煮」。フィールドワークでは山形県の里芋農家の夫妻とともに、みんなで芋煮作りを体験。
※日曜日開催。
※現地集合・解散(東京近郊で開催予定)。
※現地までの交通費は学費に含まれておりません。
- 第4回
-
11月13日(火) 秋田県大潟村の農業とお米農家3代目の挑戦
講師:松橋 拓郎
かつて食料生産増を目指し、日本で2番目に大きい湖沼であった八郎潟を埋め立てて出来た大潟村。その農村の実態を聞きながら、当地で三代目として奮闘しているお米農家の志を聞き、新米を食べる。
- 第5回
-
11月27日(火) 福島県郡山市の「ジャンボなめこ」と震災の影響
講師:鈴木清美
秋の味覚の一つといえばきのこ。福島県できのこでも非常に珍しいジャンボなめこを栽培している鈴木農園に、ジャンボなめこの栽培や東日本大震災で被災した影響についても学ぶ。
- 第6回
-
12月4日(火) 宮城県白石市の鶏卵農家の夢を叶える卵と新商品
講師:志村竜生
宮城県の県南、白石市で養鶏農家を営んでいる竹鶏ファーム。これからの農業経営を考えていく中で加工品の開発を考え、今夏から開発へと着手。農家が加工品の開発へと向かう思いやその商品について学ぶ。
- 第7回
-
12月11日(火) 青森県農業からみる農家の冬支度と食材
講師:脇坂真吏
本州最北端の青森県。冬の寒さが厳しいことで知られていますが、その寒さを生き抜いてきた先人達が生み出した秋、冬を生かした農業、食材について学ぶ。
- 第8回
-
12月18日(火) チーム課題発表:東北の旬をプレゼン
講師:脇坂真吏
各チームの課題発表。
- 佐藤卓弥・美香
(さとう農園株式会社)
山形の秋の風物詩といえば「芋煮会」。芋煮の主役である里芋の栽培・加工・販売をしている「さといもや」さとう農園の佐藤夫妻。前職は、システムエンジニアとアロマセラピストという異色の夫婦コンビ。「日本一おいしい里芋を創りたい!」を合い言葉に、5年前から里芋の自社栽培をスタート。無農薬、無化学肥料は、もちろんのこと、農業ヒーリング、うずまき畑など、素人だからできる新しい農業にチャレンジしています。
- 志村竜生
(有限会社竹鶏ファーム 常務取締役)
1985年、宮城県白石市に生まれる。
1965年に創業した養鶏農家の4代目こせがれ。
2010年5月から家業を継ぎ、現在は(有)竹鶏ファームの常務取締役を務める。
日本で1番「ありがとう」と言われる養鶏場を目指して日々奮闘中。
2010年12月からはNPO法人ファイブブリッジを拠点とし、宮城のこせがれネットワークの活動を開始。代表世話人。また地域の産直施設を運営するNPO法人の立上げにも尽力。
- 鈴木清美
(鈴木農園 専務取締役)
1984年10月29日に鈴木農園の長男として生まれ、小学校から高校までを福島で過ごす。その後、新潟大学に入学し土壌肥料の分野を学び同大学院を卒業。その後、長野などでキノコの研修を行い、2011年3月に福島へ戻る予定であったが震災等により延期。2012年4月より福島の農業・鈴木農園の再生に向けて就農開始。
- 松橋 拓郎
(大潟村松橋ファーム 3代目)
1986年、秋田県大潟村に農家の長男として生まれる。社会科の教員になろうと教育学部に進学するも、在学中に農業に目覚める。休学中のヨーロッパ農村の旅、卒業後の北海道農業研修を経て2011年春より実家に戻り就農。もともとは稲作が経営の中心だったが、北海道で学んだアスパラガスの栽培も含め、現在は30種類以上の野菜も少量ずつ栽培している。大潟村松橋ファーム3代目。
- 脇坂真吏
(農業コンシェルジュ)
「小学生のなりたい職業1位を農家にすること」を目標に掲げ活動。東京農業大学在学中に全国の農家を訪れ、日本農業の現状を知る。その後、農業を元気にしようと、農家と消費者を直接結ぶ「野菜ソムリエの店Ef:」の設立、運営などに携わる。大学卒業目前で、大学生と農業をつなぐ株式会社NOPPOを設立。現在は、農家のこせがれネットワークやファッション農業など様々な組織を立ち上げ、農業活性にひた走る。
- コース名
[食学部]
食と農クラス 収穫の秋の味覚を東北6県から講師:佐藤卓弥・美香、志村竜生、鈴木清美、松橋 拓郎、脇坂真吏
- 日程
- 毎週火曜日 7:15-8:15
- 学費
- 全8回(60分) 39,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 定員
- 80名
- お問合せ
- お問い合わせはこちらからお願いいたします。