漁業入門クラス
島国日本をとりまく海の産業とは
日本は国土のすべてが海に囲まれており、海とともに生活をしてきた歴史があります。しかし、現代の食生活を考えると海産物の消費量は減少の一途を辿り、漁獲高も気候変動や環境破壊などから大きく揺れ動いているのが現状です。
本クラスでは、海の国・日本の食生活が今後どうなっていくのかを様々な切り口から考えていきます。
フィールドワークでは千葉県銚子市を訪れ、漁港の街を体感したり、身近にある一大漁場である東京湾の漁業についても学んだりしていきます。
東京にいると築地市場という世界有数の市場の活気に目を奪われがちですが、日本全体に視野を広げることで、大きな枠組みの中で漁業を学んでいきましょう。
- 第1回
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11月19日(月) 意外と知らない身近な東京湾漁業の今
講師:田中克哲
東京で働いていると漁業を近くに感じることはあまり無いかもしれないが、すぐ目の前に広がる東京湾は昔も今も一大漁場。その東京湾漁業がどうなっているのか、自分たちの身近な漁業にも目を向ける。
- 第2回
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10月15日(月) オリエンテーション:海に囲まれた日本の漁業
講師:脇坂真吏,水産庁T20sチームトゥエンティーズ
初回の講義では、授業のガイダンスを行い、国が考えている漁業への対応と、若手職員が魚の消費拡大のために結成したチームの活動について学ぶ。
- 第3回
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10月29日(月) 漁師の暮らしと漁業
講師:脇坂真吏
日本全体の漁業がどのような取り組みをしているのか、実際の漁業関係者から話を聞く。
- 第4回
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11月5日(月) 千葉県銚子市から垣間見る漁業の街の実態
講師:堀田幸作
日本全国にある港町──それらがどのような発展を遂げてきたのか、地理や歴史・文化などの側面も踏まえ、フィールドワーク開催地である千葉県銚子市について学ぶ。
- 第5回
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11月12日(月) 築地魚河岸三代目のモデルが語る魚と消費者動向
講師:小川貢一
人気コミック『築地魚河岸三代目』のモデルとなった小川さん。かつて仲卸を経営し、今は料理店を経営している彼の視点から見た漁業と消費動向について話を聞く。
- 第6回
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11月16日(金)夜・17日(土) 【フィールドワーク】銚子へ行って漁業を学ぶ
講師:堀田幸作
フィールドワークでは、千葉県銚子市へ実際に足を運び、漁業で生きる人々の仕事や、漁港の街で暮らす人々の生活など、漁港をまるごと体感する。
※開催が金曜日の夜・土曜日の1泊2日となります。
※銚子駅現地集合・解散。
※現地までの交通費は学費に含まれておりません。
※現地での宿泊費・体験費は学費に含まれております。
- 第7回
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12月3日(月) 日本人が大好きなマグロ業界の今
講師:飯田統規
日本人がこよなく愛するマグロ──その消費量は世界一だ。今、そのマグロ業界が大きく変動をしている。そうしたマグロ業界の今とこれからの動向について、7代続くマグロ仲卸から学ぶ。
- 第8回
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12月10日(月) チーム課題発表:漁業を学べるプレゼン
講師:脇坂真吏
グループ毎に課題発表を行う。
- 水産庁T20sチームトゥエンティーズ
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現在、魚の消費が急速に落ち込む中、「“魚離れ”をなんとかしたい!」という思いを持った水産庁若手職員8名で結成したチームです。今まで取り組んできた仕事も違う8人ですが、考えることはとにかく一緒、魚の消費拡大!です。 今年5月から、魚をもっと気軽に、どんどん食べてもらうため、「「魚の国のしあわせ」プロジェクト」を開始し、ありとあらゆる水産関係者と協力して、魚の消費に一大ムーブメントを起こそうとしています。
- 小川貢一
(魚河岸三代目・千秋 店主)
1956年東京生まれ。家業であった築地市場水産仲卸を27年間務め、現在は築地の魚料理店「魚河岸三代目 千秋」と「魚河岸三代目 千秋はなれ」の店主を務める。2000年5月から『ビッグコミック』(小学館発行)で連載中の漫画、『築地魚河岸三代目』のアドバイザーと監修を担当している。
- 田中克哲
(江戸前漁師を元気にする会 代表)
東京水産大学増殖学科卒業後、水産庁へ勤務。その後、漁村振興コンサルタントやNPO法人ふるさと東京を考える実行委員会事務局の活動を経て、平成23年に江戸前漁師を元気にする会を設立、代表就任。 現在、全漁連密漁防止等推進委員・静岡県海区漁業調整委員会学識経験委員・千葉県漁連漁業法コンサルタント・全国漁業協同組合学校理事も務める。
- 飯田統規
(築地市場仲卸 株式会社樋長 会長)
創業文久元年(1861年)と江戸時代から150年も続く東京築地卸売市場の中にある鮪専門「樋長」の7代目。マグロの勉強・仕入れの為に世界中を旅している。
- 堀田幸作
(六本木農園園長)
生産者とお客様(消費者)をつなげる役割を担うレストラン六本木農園の園長。 大学で建築を学ぶ頃から食への関心が強く日本中の生産者を巡る。そこで発酵の素晴らしさを知り、様々な発酵の生産者を六本木農園へ繋げる。2012年実家の家業でもある漁業を活性化するべく旅して漁業に触れるプロジェクトや、生産者とレストランを繋げるプロジェクトを立ち上げ全国を駆け巡っている。
- 脇坂真吏
(農業コンシェルジュ)
「小学生のなりたい職業1位を農家にすること」を目標に掲げ活動。東京農業大学在学中に全国の農家を訪れ、日本農業の現状を知る。その後、農業を元気にしようと、農家と消費者を直接結ぶ「野菜ソムリエの店Ef:」の設立、運営などに携わる。大学卒業目前で、大学生と農業をつなぐ株式会社NOPPOを設立。現在は、農家のこせがれネットワークやファッション農業など様々な組織を立ち上げ、農業活性にひた走る。
- コース名
[食学部]
漁業入門クラス 島国日本をとりまく海の産業とは講師:水産庁T20sチームトゥエンティーズ、小川貢一、田中克哲、飯田統規、堀田幸作、脇坂真吏
実施: 株式会社脇道
- 日程
- 毎週月曜日 7:30-8:30
- 学費
- 全8回(60分) 42,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 定員
- 40名
- お問合せ
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