丸の内朝大学

ルーツ学部

学んで遊んで動物園クラス
オトナこそ知りたい、動物園のいま

老若男女、家族、友達、恋人、誰とでも楽しめるのが魅力の動物園。でもそんな動物園には想像以上に奥深い世界が広がっています。このクラスでは動物園の新たな魅力を探ることから始まり、生物多様性、社会や地域コミュニティにおける役割、現状の課題まで幅広く学びます。そして、フィールドワークでは実際に横浜のズーラシアへ!動物たちのことを知ることは、実は自分自身を知ることでもあることに気がつきます。





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講師
長倉かすみ、松本令以、櫻堂由希子、川口英治、佐藤誠、遠藤秀紀
日程
全7回(60分) 毎週月曜日 7:15-8:15
場所
新丸の内ビル9F 「コンファレンススクエア901」
学費
39,000円(税込)
定員
40名
申込み受付終了
※申込締切:10月1日の午前0時です。
第1回

10月5日(月) 動物園ってなんだろう?

講師:長倉かすみ

世界には1300以上の動物園があり、毎年7億人が訪れています。動物園がある意味とは?地域や社会に果たしているその役割と動物園の最前線を知る。

※宿題として次回までに、身の回りでどんな生き物に出会ったか、メモをしてくる。
第2回

10月19日(月) 動物園のさまざまな命

講師:松本令以

動物園には、たくさんの命がある。命のはじまりと終わりに立ち合う場所である動物園で命を知ることは、実は私たちの生き方を見つめ直すことでもある。

第3回

10月26日(月) 一つの命と向き合う

講師:櫻堂由希子

実際に動物園ではどのようにひとつひとつの命と向き合っているのか?2014年5月に世界最高齢で亡くなったフタコブラクダのツガルとのくらしから、いきものと私たちの関係を考える。

第4回

10月31日(土) 【フィールドワーク】 いざズーラシアへ!

講師:川口英治

2015年4月に開園したばかりのアフリカのサバンナを中心に、ズーラシアでの取組、世界との連携などのお話と、動物の見せ方の工夫について解説する。

※土曜日(9:30~16:00予定)開催。
※現地集合・解散。
※現地までの交通費、飲食費は学費に含まれていません。
※入園料とガイド料は学費に含まれています。
※雨天決行。
※事情によりフィールドワークを延期する場合、11月1日(日)に開催。
第5回

11月9日(月) 死後も“生きる”動物たち

講師:遠藤秀紀

飼育動物は、死後第二の生涯を博物館で歩む。死体は、動物について命についての新たな「知」をもたらす。動物の死と向き合い、亡骸から謎を解き、標本として未来へ引き継ぐ学者たちの日々を語る。

第6回

11月16日(月) 動物園のマネージメント

講師:佐藤誠

動物種を保存し、環境の大切さを伝えるのは動物園の重要な役割。一方で、たくさんのお客様に来ていただけなければ、効果的な教育の展開や、種を保存する資金の獲得が難しくなる。動物園のマネージメントについて考えていく。

第7回

11月30日(月) これからの動物園

講師:長倉かすみ

これまで学んできたことや、フィールドワークを通して、動物園の未来をみんなで考える。私たちは、動物園の未来を担う一員です。いきものとのつながりのある豊かな社会について思いを巡らせましょう。

推奨コメント
長谷川正英
横浜市環境創造局動物園 課長

私たちの身近な場所でカワイイ動物たちと親しめる動物園。動物を単に展示するだけでなく世界的に希少な野生動物の保全など、様々な取組をしています。横浜市には日本でも最大級の「よこはま動物園ズーラシア」をはじめ3つの動物園があります。この動物園を長年運営している経験豊かなスタッフならではの話で、動物園から始まる自然への扉を開け、爽やかな朝を味わってください。

申込み受付終了
※申込締切:10月1日の午前0時です。
長倉かすみ
((公財)横浜市緑の協会動物園部動物園調整課調整係長)

大学卒業後、県より助成を受けて渡欧し、動物園およそ80園の教育活動を調査。帰国後、(公財)横浜市緑の協会に勤務。ズーラシアで動物飼育、教育普及を担当後、野毛山動物園に異動し、キリンを担当、人工哺育を行った。2012年より動物園調整課係長。ウガンダ野生生物保全事業プロジェクトマネージャー、WAZA生物多様性の10年プロジェクト委員等も務める。本クラスのファシリテーター。

松本令以
((公財)横浜市緑の協会動物園部よこはま動物園医療係長)

北海道大学獣医学部卒業後、のぼりべつクマ牧場(北海道登別市)を経て、2001年より(公財)横浜市緑の協会に勤務。2015年より現職。獣医師として動物園飼育動物の健康管理を行うとともに、鳥マラリアの感染環調査等の研究や、日本産希少鳥類ミゾゴイの飼育下繁殖、外来生物カナダガンの生態系からの排除等の生息域外・生息域内保全活動にも携わる。日本野生動物医学会認定専門医(鳥類医学)。

櫻堂由希子
((公財)横浜市緑の協会動物園部野毛山動物園教育普及・広報担当係員)

2008年4月に(公財)横浜市緑の協会に採用され、野毛山動物園に勤務。フタコブラクダ、ダチョウ、ツキノワグマ、ジャガー、カグー等の飼育に携わり、現在は同園の教育普及・広報を担当している。2014年にウガンダ野生生物保全事業に参加し、ダチョウの育雛技術などを指導した。世界最高齢のフタコブラクダであるツガルとは採用からの長い付き合いで6年間担当を務めた。

川口英治
((公財)横浜市緑の協会動物園部よこはま動物園飼育展示係長)

専門学校卒業後、和歌山県アドベンチャーワールドに就職。飼育係13年の経験を積み、ズーラシア開園時から(公財)横浜市緑の協会に勤務。動物飼育・教育普及を担当後、「チンパンジーの森」「アフリカのサバンナ」エリア設計に携わり、2013年金沢動物園へ異動。2015年4月より現職。オカピSSPディレクトリメンバー、(公社)日本動物園水族館協会生物多様性委員会ツシマヤマネコ専門技術員。

佐藤誠
((公財)横浜市緑の協会動物園部長)

大学卒業後、1983年横浜市に造園職として入庁。都市デザイン室にて横浜金沢称名寺参道整備、歴史的建造物保全制度の立ち上げを担当。その後現在のUR都市機構に出向、沖縄首里城の経営計画など国営公園の有料施設経営を担当。横浜市では山下公園(観光公園管理)・舞岡公園と古民家(市民による里山順応的管理)等を担当。2014年から動物園を初担当。資格:公園管理運営士。

遠藤秀紀
(東京大学総合研究博物館教授)

1965年東京都生まれ。遺体科学を提唱。大量の動物死体を集め、解剖することで進化の歴史を明らかにする。パンダやゾウ、アリクイ、アザラシ、イルカなどの死体と渡り合ってきた。身体の謎と対決するとともに、現代社会の死生観、生命観を斬りつつ、いまを生きる。著書に、『東大夢教授』(リトルモア)、『人体 失敗の進化史』(光文社新書)、『パンダの死体はよみがえる』(ちくま文庫)など。

コース名

[ルーツ学部]
学んで遊んで動物園クラス オトナこそ知りたい、動物園のいま

講師:長倉かすみ、松本令以、櫻堂由希子、川口英治、佐藤誠、遠藤秀紀

実施: 株式会社サンプラックス

日程
毎週月曜日 7:15-8:15
学費
全7回(60分) 39,000円(税込)
お支払方法
クレジットカード
キャンパス
新丸の内ビル9F 「コンファレンススクエア901」
定員
40名
備考
※宿題あり。
※週末フィールドワークあり。
お問合せ
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申込み受付終了
※申込締切:10月1日の午前0時です。