7月13日(金)　ビジネスについて正義はどのように考えたらいいか？

講師：小林正弥

空前の話題を読んだハーバード大・サンデル氏による「白熱教室」で注目を集めている「公共哲学」の観点からビジネス倫理学について学び、ビジネスにおける正義を考えるための土台をつくる。

7月20日(金)　安全のためにどこまで利益を犠牲にすべきなのか？

講師：木下征彦

想定される全てのリスク対策に対してコストをかけられるのであれば悩むことはないが、一般的には利益とコストの比較のみで安全を判断することが多い。原発問題も同様であろう。安全と利益をどのように考えるべきか。

7月27日(金)　原発事故による電気料金の値上げは仕方ないのか？

講師：小林正弥

東電は、原発事故の結果である電気料金の値上げを「権利」と言った。一般的に価格は需給バランスという市場の仕組みによって決まるため、企業は自由に設定することができる。東電による値上げも、電力会社の自由なのか。

8月3日(金)　ＴＰＰへの参加、あなたは賛成？反対？

講師：小林正弥

日本は、ＴＰＰ(環太平洋経済連携協定)への参加について関係国との協議を開始した。この参加は、菅首相(当時)によれば、「平成の開国」であり、日本のビジネスをさらに発展させるためのものである。あなたは、どう思うか。

8月31日(金)　消費税の引き上げ、あなたは納得できる？

講師：小林正弥

野田政権は消費税を引き上げる方針を決定した。これは、財政再建という課題に応えてビジネスの発展を可能にするためであるが、福祉のためでもあるとされている。私たちの生活へ密接に関わるこの問題、どう考えるか。

9月14日(金)　会社はお金を稼ぐためだけのものか？

講師：木下征彦

震災後、「絆」「つながり」「コミュニティ」が見直されているが、ビジネスはこれらに寄与できるだろうか。会社は徹底した利益追求をするものというアメリカ型経営と、従来の日本型経営を比較し、ビジネスのあるべき姿を議論する。

9月28日(金)　正しいビジネスを可能にする、新たなリーダーとは？

講師：小林正弥

講義を通し、経済合理性だけで正しい判断を下すことの限界を実感したはず。ビジネスで正義を実現するには、どのようなリーダーが必要なのか。友愛や美徳あるビジネスのビジョンを通じて、日本の進むべき道を考察する。