歌舞伎探究クラス
楽しい歌舞伎を、楽しく学ぶ
歌舞伎は日本人が創り上げた大衆娯楽の最高傑作です。歌舞伎を見れば、日本人が培ってきた洒落の精神やアイディアの豊かさが実によくわかります。そのパワーを吸収し、江戸から続く非日常の世界を心ゆくまで満喫しましょう。今回のフィールドワークは勘九郎と七之助が心意気を爆発させる「平成中村座」。今回は三社祭を控えた浅草寺の境内に特設されますので、華やかさと雰囲気はまた格別。この機会をぜひお見逃しなく!
※動画をWEBサイトで閲覧できない方はこちらからご覧ください。
- 第1回
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4月8日(水) 出雲阿国(いずものおくに)と歌舞伎の誕生
講師:金田栄一
歌舞伎は400年ほど前に様々な先行芸能の影響を受けながら京都で誕生。さてその始祖と伝えられる出雲阿国とは何者か? やがて女歌舞伎の禁止から女方へ、民衆のエネルギーが結集したその創生期を探る。
- 第2回
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4月15日(水) 芝居小屋と舞台の魔術
講師:金田栄一
野外で芝生に座り込んで見物したところから発した「芝居」という言葉。そして屋根が許され芝居小屋というおとぎの国が成立。さらに花道や廻り舞台という舞台機構など、その楽しさはいろいろなところに隠されている。
- 第3回
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4月22日(水) フィールドワークに向けて:観劇の手引き
講師:金田栄一
フィールドワークを目前に控え、江戸中村座の歴史を振り返るとともに平成中村座の楽しさ、そして今回の演目内容や登場人物、見どころなどを、期待を込めて予習してみる。
- 第4回
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4月25日(土) 【フィールドワーク】平成中村座(浅草寺境内)「陽春歌舞伎」観劇
講師:金田栄一
中村勘三郎というのは江戸中村座の座元の名、すなわち平成中村座はまさしく江戸歌舞伎の開祖としての伝統を背負っている。勘九郎・七之助がいよいよ新たなスタートを切り、浅草に江戸の芝居小屋がよみがえる。
※土曜日開催。昼の部(11:00?)を観劇。?
※平成中村座(浅草寺境内)集合・解散。?
※現地までの交通費、飲食費等は学費に含まれていません。?
※チケット料金(竹席14,500円)は学費に含まれていません。第2回の授業にて徴収します。
※第1回の授業にて観劇の出欠を確認し、チケットを手配いたします。第1回の授業以降キャンセルはできません。
※観劇後、屋形船にて懇親会(会費:10,000円?13,000円程度)を予定しています。
※荒天の場合は中止となります。
- 第5回
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5月13日(水) ファンタジックな歌舞伎の演出
講師:金田栄一
歌舞伎にはいろいろと特徴的な演出がある。ぐっと目をむきストップさせる「見得」、歩く芸を誇張させた「六方」、そして無言劇の「だんまり」。そんな歌舞伎ならではの演出法を、芸談やエピソードから検証する。
- 第6回
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5月20日(水) 役者絵と鳥居派の絵看板
講師:金田栄一
浮世絵の人気を二分した美人画と役者絵。一色摺りから精緻な多色摺りへと魅力を増した江戸の宣伝物は今も新鮮な輝きを放ち、現在も歌舞伎座には鳥居派の絵看板が飾られる。さらに昭和の写楽と呼ばれた謎の絵師に迫る。
- 第7回
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5月27日(水) 近頃役者のあれこれ
講師:金田栄一
熟練の芸で観客を魅了する数々の名優たち、そして続々と登場し人気を増してきた若手俳優たち。歌舞伎の舞台ばかりでなくますます広がる彼らの活躍の様子を確かめながら、これからの楽しみを見つける。
- 第8回
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6月3日(水) 歌舞伎雑学総まとめ
講師:金田栄一
まだまだ語りつくせない歌舞伎の魅力。そんな歌舞伎のあれこれをさらにいろいろな観点から検証してみる。講師へのリクエストや質問、あるいはグループで何かに挑戦?みんなで考え授業をつくっていく。
- 金田栄一
(歌舞伎座舞台株式会社 顧問)
東京都出身。立教大学社会学部卒業。在学中は歌舞伎研究会に所属。1971年、松竹株式会社入社。歌舞伎座に勤務し宣伝課長、副支配人を経て1998年~2003年は歌舞伎座支配人。2005年、株式会社伝統文化放送(歌舞伎チャンネル)代表取締役社長。2008年、歌舞伎座舞台株式会社代表取締役社長、現在は顧問。他に中央区民カレッジ講師、よみうり文化センター講師など。
- コース名
[ルーツ学部]
歌舞伎探究クラス 楽しい歌舞伎を、楽しく学ぶ講師:金田栄一
実施: 株式会社umari
- 日程
- 毎週水曜日 7:15-8:15
- 学費
- 全8回(60分) 38,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 大手町ビル1F「KAITEKI CAFE」
- 定員
- 40名
- 備考
- ※週末フィールドワークあり。
- お問合せ
- お問い合わせはこちらからお願いいたします。