やさしいロケットクラス
誰かに話したくなるロケットのあれこれ
ロケット開発は宇宙開発の中心を担っています。ロケットが打ち上がる時の圧倒的な音、光、振動。でもその原理や構造は難しそうだと思っていませんか。今回は宇宙の基本的な知識からスタートし、燃焼ガスの色による燃料の見分け方や、有人ロケットの難しさなどを身近な例や模型等を使いながら学んでいきます。またマイロケットを作って、打ち上げを体験。ロケットを見る目がきっと変わります。
※動画をWEBサイトで閲覧できない方はこちらからご覧ください。
- 第1回
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4月15日(水) 宇宙の基礎知識:ロケットをよりよく知るために
講師:斎藤紀男
ロケットの特徴はなんといっても宇宙を飛ぶことができること。ロケットの本質をよく理解するために、宇宙についての基礎知識を学ぶ。ロケットを見る視点が変わる全体のオリエンテーションも含む基本講義。
- 第2回
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4月22日(水) 身近なものと比べてロケットの原理と仕組みを知る
講師:斎藤紀男
ロケットの原理は非常にシンプル。膨らませた風船の口を離すと勝手に風船が飛んでいく、いわゆる作用反作用。この原理を生かすためにロケットはどのように工夫されているか、その仕組みを読み解く。
- 第3回
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5月13日(水) マイロケット(水ロケット)を作ろう!
講師:斎藤紀男
実際にペットボトルを使った水ロケットを制作し、飛ぶ原理を体験する。制作したマイロケットは、第8回のフィールドワークでカウントダウンに合わせて打ち上げる。
- 第4回
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5月20日(水) ロケットの歴史
講師:斎藤紀男
ロケット開発はいつ頃から始まりどのように発展してきたのか、日本と世界を対比しながらロケットの開発史を総括。人間の飛ぶことへの憧れを、飛行機の発達の歴史から考える。
- 第5回
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5月27日(水) 日本のロケットの最新動向
講師:中村富久
1970年、世界で4番目の自立人工衛星打上げ国になった日本。現在活躍しているH-ⅡAロケット、H-ⅡBロケット、イプシロンロケット等についてJAXAプロジェクト経験者が解説。
- 第6回
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6月3日(水) 世にも数奇な運命のロケット物語
講師:斎藤紀男
ロケットは宇宙に行ける能力を持つ反面、兵器としても強力である。この二面性ゆえに、誕生した時の使命とは異なる予想もしない運命に翻弄された、ロケットやエンジンの物語。
- 第7回
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6月10日(水) 有人ロケットと将来のロケット
講師:斎藤紀男
高い安全性と信頼性が要求される有人ロケット。無人ロケットと比べながら有人ロケットの条件について考える。また将来のロケットはどうなるのか。ロケットとは全く発想の違う宇宙エレベーターについても展望。
- 第8回
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6月20日(土)-6月21日(日) 【フィールドワーク】マイロケットを打ち上げよう!
講師:斎藤紀男
JAXA種子島宇宙センターにおいて、第3回で制作したマイロケット(水ロケット)の打ち上げを実施。マイロケットの飛距離競技と定点競技の2種目を個人とチームで競う。宇宙科学技術館等の見学及び島内観光も予定。
※土・日曜日の1泊2日開催。
※種子島空港集合・解散。
※現地までの交通費は学費に含まれていません。
※現地での宿泊費、飲食費、移動費等(25,000円程度を予定)はクラス内で徴収します。
※雨天の場合は内容を変更して実施。
※宇宙センターの作業状況によっては打ち上げ場所を変更して実施します。
※荒天の場合は中止となります。
- 斎藤紀男
(スペースゼロワン 代表)
カリフォルニア工科大学大学院航空学科修士修了。元JAXA副本部長。YAC相談役。民間企業から宇宙開発事業団(NASDA:現JAXA)へ移り、ロケット開発並び打上げ、人工衛星開発、「きぼう」開発及び利用、宇宙実験、地球観測及び調査国際関係等に携わる。その後、財)日本宇宙少年団(YAC)等を経て、講演、イベント、こどもたちの宇宙への夢を育てる活動等に関わる。
- 中村富久
(宇宙航空研究開発機構 輸送系プロジェクト独立評価チーム長)
N-ⅠロケットからH-ⅡAロケットの構造・機構系(火工品)、固体ロケットブースタ(SRB-A)の開発に従事。宇宙実験用小型ロケット(TR-ⅠA)の微小重力実験装置、『きぼう』の共通実験装置の開発等を担当。H-ⅡA及びH-IIBプロジェクトサブマネージャを経てH-IIBプロジェクトマネージャとして開発・打上げを統括。特任参与・チーフエンジニア(兼務)宇宙輸送系研究開発統括(兼務)を経て現職。
- コース名
[丸の内学部]
やさしいロケットクラス 誰かに話したくなるロケットのあれこれ講師:斎藤紀男、中村富久
実施: 株式会社umari
- 日程
- 毎週水曜日 7:15-8:15
- 学費
- 全8回(60分) 39,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 日本ビル6F「3×3 Labo」
- 定員
- 40名
- 備考
- ※宿題あり、グループワークあり、週末フィールドワークあり。
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