日本の生活美クラス
日本の美意識を暮らしに取り入れる
日本では古くから、暮らしに根ざした様々な場面で慣わしやしきたりが生まれ、季節に寄り添いながら大切にしてきた美しい生活様式が多くあります。日本人の美しい所作やおもてなしのこころ、デリケートさと芯の強さ、懐の深さ。目をこらし、耳をすませば身近な風景や日々の中にも生活を彩る小さなヒントや愉しみは散りばめられています。その一つひとつを繋げ広げていき、美しいと感じる心を育てていけたらと願っています。
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- 第1回
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4月17日(木) 日本の美・鑑賞入門
講師:黒田泰三
美術を鑑賞することは、日々の生活をいきいきとさせ、人生を豊かにする。従来とは異なる見方をしたり、艶めかしいものや怪奇的な作品を取り上げたりしながら、日本絵画史の豊かさを伝え、美の鑑賞について講じる。
- 第2回
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4月24日(木) 折形入門編
講師:山口信博
折形は贈答の際の包みと結びの礼法。包みと結びの造形の背後にある文化にふれながら、日常生活で生かせる折形を勉強する。
- 第3回
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5月8日(木) 落語と寄席入門
講師:林家ぼたん
300年以上の歴史をもつ伝統芸能の「落語」は、笑って泣ける楽しい演芸。人情に溢れ、常に人と人とをつなげてきた、そんな落語と寄席の楽しみ方を初歩の初歩から学ぶ。
- 第4回
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5月15日(木) 五感で愉しむ日本の植物
講師:鷲見庸代
暖かな陽気に誘われ、生き物たちが動き出す光輝く季節のはじまり、春。やわらかな春の陽ざしを浴びながら成長する姿を、そして足元の草花の初々しい葉の色や嬉しそうな表情を感じ、日本の植物を五感で愉しむ。
- 第5回
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5月22日(木) 朝の俳句:言葉に出会う
講師:大高翔
「五・七・五」の17音でなる俳句。俳句にはいつも季節を想う背景がある。今回は、朝をテーマに俳句を詠み、受講生同士で句を鑑賞する。いま一度、言葉に向かい合い、自分に出会う朝の句会を開催する。
- 第6回
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5月29日(木) ご祝儀袋の表書き、ひらがな、カタカナの書き方
講師:高宮暉峰
手書きの文字はその人を表し、ぬくもりが伝わるもの。キレイな字を書くための3つの基本法則を理解したうえで、字を書くポイントと書き方のマナーを学ぶ。
- 第7回
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6月5日(木) ビジネス用宛名書き、メモの書き方
講師:高宮暉峰
ちょっとした取次ぎメモやFAXの宛名、お礼状など、ビジネスシーンで必要な手書きをテーマに、目からウロコのペン字術を学び、一生役立つキレイな字を身につける。
- 第8回
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6月12日(木) 和の服:きもので磨く
講師:泉二弘明
着物を粋に着こなすちょっとしたコツを実践。「1反は何粒の繭でできる?」といった繭と糸の話から、日本全国の作り手や産地とチームを組んだ“メイドインジャパン”のものづくり、多様な素材について紹介する。
- 黒田泰三
(出光美術館 学芸部長)
1954年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業。博士(文学)。出光美術館学芸部長、および日本絵画担当学芸員を務める傍ら、女子美術大学、東京芸術大学で講師も勤める。2008年第6回徳川賞(徳川記念財団主催)を受賞。
公式URL:http://www.idemitsu.co.jp/museum/
- 山口信博
(グラフィックデザイナー)
1948年生まれ。2002年より折形を研究する場、折形デザイン研究所主宰。俳句結社「澤」同人、俳号方眼子。主な仕事に、『住まい学大系』(住まいの図書館出版局刊)百巻の装丁がある。著書に『新・包結図説』(折形デザイン研究所刊)、『白の消息』、共著『折る、贈る』、『礼のかたち』(すべて、ラトルズ刊)などがある。
公式URL:http://www.origata.com/
- 林家ぼたん
(落語家)
1980年浜松市生まれ。日本大学生産工学部卒業と同時に林家こん平に入門。「インターネット落語会」ナビゲーター、日本テレビ系「笑点」アシスタント、G+「言い得て妙」パーソナリティを務める。都内寄席や落語会の他、全国の幼稚園からケアハウスまで出張高座を行う。宴席、会合などの司会、余興でも活動。寄席の踊り、玉すだれ、三味線(長唄)、篠笛、木やりなどの余芸も多数。
- 鷲見庸代
(JAMHA認定ハーバルセラピスト)
自然と植物に囲まれて天真爛漫な幼少期を過ごし、植物の様々な表情や素晴らしい力に魅せられる。名古屋で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議COP10」での講師を経て、現在は自身の植物倶楽部「Y‘S Labo」を主宰。自然や生き物を通し日本の季節の移り変わりを感じることの大切さ、「日本で育ったハーブ」を日常で愉しむ方法を伝える「ハーバルライフ講座」を開講。
- 大高翔
(俳人)
13才より作句。毎日新聞社 まいまいクラブ「ケータイ写真俳句 」選者などを務める。ライフワークとして、こどもたち向けの俳句指導などを行い、海外でも活動。近著に、句集『キリトリセン』、『親子で楽しむ こども俳句塾』、『恋俳句レッスン』(女優・戸田菜穂氏と共著)、写真集『凛の世界』。
公式URL:http://www.shootaka.jp/
- 高宮暉峰
(書道家)
1975年生まれ。6歳より書道を始める。25歳で日本書道連盟協会認定 書道師範になってからは、「楽しくカンタンに字をキレイにすること」「キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる」をモットーに日本橋、荻窪の2カ所に書道サロンをオープン。教室経営のほかに、六本木ヒルズ内アーテリジェントスクールや、神奈川大学、丸の内朝大学等での外部講師をつとめる。TV、ラジオ、雑誌等メディアでも、幅広く活動中。
公式URL:http://hana-michi.com
- 泉二弘明
(株式会社銀座もとじ 代表取締役社長)
1949年奄美大島生まれ。1979年に銀座に店舗を開店以来、織りや染めに特化した専門店「和織」「和染」のほか、和文化の発信基地「ぎゃらりー泉」、業界初となる男の着物専門店「男のきもの」など、専門特化した店づくりを行う。”新しい時代の新しい着物専門店”をスローガンに、素材にこだわった顔の見えるものづくりを進めている。
- コース名
[ルーツ学部]
日本の生活美クラス 日本の美意識を暮らしに取り入れる講師:黒田泰三、山口信博、林家ぼたん、鷲見庸代、大高翔、高宮暉峰、泉二弘明
- 日程
- 毎週木曜日 7:15-8:15
- 学費
- 全8回(60分) 35,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 定員
- 40名
- お問合せ
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