丸の内朝大学

地域学部

受け継がれる奄美の祭り探求クラス
~唄い踊り明かす島人の情熱に触れる~

奄美群島は、鹿児島県と沖縄県の間に位置し、古来より琉球文化と日本文化が、交錯する海上の交差点。奄美世(アマンユ)、那覇世(ナハンユ)、日本世(ヤマトンユ)と歴史の荒波に翻弄されながらも人々は神に祈り、唄を唄い、踊ることを忘れませんでした。島ごとに彩が異なる伝統の祭りや芸能にについて学び、現地フィールドワークではお祭りにも参加します。都会の忙しい時間の流れから抜け出して南の島の風を感じてみませんか?

講師
町健次郎、川畑さおり、土岐宏大、町田進、山内英雄、麓才良、町岡安博
日程
全8回(60分) 木曜日 7:15-8:15
場所
大手門タワー・JXビル1F「3×3Lab Future サロン」
学費等
学費:36,000円(税込)
事務手数料:1,350円(税込)
合計金額
37,350円(税込)
定員
40名
申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。
第1回

10月12日(木) 奄美群島 ~日本・琉球の交差点を楽しむ~

講師:町健次郎

島ごとの講座をより興味深く楽しむために、奄美群島の伝統文化の歴史的な背景を紹介。カビデラ作りワークショップ (諸鈍シバヤで使う紙製のお面)。

第2回

10月19日(木) 喜界島・美女伝説と奇祭「ソーメンがぶー」

講師:川畑さおり、土岐宏大

ソーメンを奪い合う奇祭「ソーメンがぶー」と塩道(シュミチ)長浜節に代表される悲しい美女伝説にちなんだ島唄について。黒潮の通過点として古来より色々なものが流れ着く島、喜界島に関する講義。

第3回

10月26日(木) 奄美大島・加計呂麻島編 ~諸鈍シバヤ他~

講師:町健次郎

奄美大島・加計呂麻島の祭りと芸能について、龍郷町秋名に伝わる「ショチョガマ」と「平瀬マンカイ」、紙の仮面が登場する瀬戸内町の「油井の豊年踊り」、「諸鈍シバヤ」を紹介。

第4回

11月2日(木) 与論島編 ~与論十五夜踊り~

講師:麓才良

年三回地主神社で踊られる。世の主の命で三人の息子に大和・島内・琉球の踊りを調べさせ、1561年に創始したといわれる。国の重要無形民俗文化財に指定された貴重な踊りについてレクチャー。

第5回

11月9日(木) 沖永良部島 上平川大蛇踊り

講師:山内英雄

沖永良部島上平川字に伝わる踊り。毎年旧暦の9月15日の例祭日には同字、殿智神社にて踊りの一部を奉納している。起源は同字の幸村正孝が明国に漂着し、帰国の際沖縄の文化を融合させたといわれている。宙を舞う大蛇は必見。

第6回

11月16日(木) 徳之島 浜下り ~狂喜乱舞の夏目踊り~

講師:町田進

浜下りとは、夏の正月ともいわれ、祖霊祭であり稲の収穫祭でもある。 五穀豊穣を願い、夜明けまで集落を踊り歩く伝統的な集団踊りがあり、徳之島では唯一残っている井之川集落の夏目踊りについて紹介。

 

第7回

12月2日(土)~12月3日(日) 【フィールドワーク】与論島十五夜踊り

講師:麓才良、町岡安博

年3回の3回目に当たる十五夜踊りを体験。一番組の日本風の踊りに始まって二番組の群島・琉球風の踊りの対比は興味深い。夜は島料理に舌鼓を打ちながら与論献奉と島唄で盛り上がる。ヨロンの美しい海を感じる旅。

  • 土・日曜日の1泊2日開催。
  • 与論空港集合(12/2(土)12:30)・解散(12/3(日)12:20)予定。
  • 現地までの交通費は学費に含まれていません。
  • 現地での移動費、宿泊費、飲食費等(23,000円程度)は別途徴収します。
  • ただし、ご自身で航空券と宿泊がセットになったプラン(JALダイナミックパッケージ等)を手配される場合は、上記金額から宿泊費分を返金いたします。
  • JAL、JAC便以外には、成田空港〜那覇空港間にLCCが運航しております。那覇港からはフェリーで与論島まで5時間程度となります。価格を抑えたい場合にご利用ください。
  • 前泊する方には12/2(土)の午前のプログラム、後泊される方には12/3(日)の午後のプログラムを希望者の方に別途ご案内いたします。(前泊・後泊のプログラムにおけるアクティビティ等の個別費用は自己負担となります)遠方のため、前・後泊されることをおすすめいたします。
  • 雨天決行。荒天の場合は中止となります。
  • 詳細はクラス内にてご案内します。
第8回

12月14日(木) お面づくりワークショップ

講師:町健次郎

講義全体のまとめと、カビデラ作りワークショップ。(加計呂麻島の諸鈍シバヤで使う紙製のお面)。お面を完成させて着用する。

申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。
町健次郎
(瀬戸内町立図書館・郷土館 学芸員)

2012年、論文「奄美大島開闢神話の民俗学的研究」で博士号を取得(琉球大学)。与論島出身、奄美大島在住の民俗学研究者、南九州から沖縄までを視野に入れつつ、奄美群島の民俗文化を探求している。

川畑さおり
(唄者)

喜界島出身、喜界島在住。9歳より安田民謡教室でシマ唄と三線を習う。鹿児島県民謡大会優勝、奄美民謡大賞受賞、全九州民謡大会総合優勝、さらに平成24年日本民謡ヤング全国大会グランプリ等数々の賞を受賞。またその活動が高く評価され最高名誉である平成25年度高円宮殿下記念表彰「地域伝統芸能奨励賞」受賞。平成28年鹿児島県「鹿児島県芸術文化奨励賞」受賞。今では、若手唄者第一人者として国内のみならず海外でもシマ唄の普及に努めている。

土岐宏大
(シンガーソングライター)

南北2000kmを渡る蝶「アサギマダラ」や、空港滑走路周辺に咲き続け、平和を願う願う花として大切にされている「特攻花」そして、出身集落である「中里」にしかない奇祭「そうめんガブー」等、喜界島ならではの文化や歴史をモチーフに曲を手がけ、歌で喜界島を伝えている。主に鹿児島県内や関西方面での音楽活動を行ない、その他にもMBCラジオ「あまみじかん」のパーソナリティとして、喜界島のみならず、奄美の音楽や情報を発信し続けている。

町田進
(徳之島町文化財保護審議会会長)

生まれも育ちも徳之島井之川集落。昭和43年に國學院大學に通うため上京、地元徳之島(井之川集落)について研究を始める。昭和47年に徳之島に戻り、郵便局に就職、平成9年に徳之島亀徳郵便局局長に就任。平成20年に徳之島亀徳郵便局局長を退職。現在はさらに徳之島の民俗文化を研究し、後世に残していく取り組みを行っている。

山内英雄
(上平川大蛇踊り保存会 会長)

2016年から上平川大蛇踊り保存会の会長を務める。総監督として舞台全体の演出やメンバーの欠員をオールラウンドにカバーし同会を支えている。

麓才良
(与論郷土研究会 会長)

与論十五夜踊りの後継者育成の課題に取組むとともに、島外公演に同行し解説などを務める。

町岡安博
(ヨロン島 島コーディネーター)

来島者への観光情報の提供と島外向けに観光情報発信・観光PR・コーディネートを行っている。

コース名

[地域学部]
受け継がれる奄美の祭り探求クラス ~唄い踊り明かす島人の情熱に触れる~

講師:町健次郎、川畑さおり、土岐宏大、町田進、山内英雄、麓才良、町岡安博

実施: 一般社団法人奄美群島観光物産協会(ぐーんと奄美)

日程
木曜日 7:15-8:15
学費等
全8回(60分)
学費:36,000円(税込)
事務手数料:1,350円(税込)
合計金額
37,350円(税込)
お支払方法
クレジットカード
キャンパス
大手門タワー・JXビル1F「3×3Lab Future サロン」
定員
40名
備考
  • 週末フィールドワークあり。
  • 秋学期各クラスの受講生が集まり交流する「終業式」を12/22(金)の夜開催予定です(参加対象:秋学期クラス受講者のみ)。詳細は、クラス内でお知らせいたします。
お問合せ
お問い合わせはこちらからお願いいたします。
申込み受付終了
※申込締切:10月10日の午前0時です。