宇宙プロデューサークラス
丸の内から国際宇宙ステーションへ
地上約400km上空に建設された人類史上最大の有人宇宙施設である国際宇宙ステーション(ISS)に、日本はISS最大の実験施設「きぼう」を設置しました。JAXAは、1986年にISS計画に日本が参加することを決めてから今日に至るまで、最先端のテクノロジーへの挑戦、国際間のぎりぎりの交渉、そして様々な分野の宇宙実験の実現などを通じて、多くの経験と知見を獲得してきました。本クラスでは、その知見や経験をJAXAの各エキスパートからの話を通じて丸ごと知ることができます。ビジネスパーソンならではの視点で、画期的な「きぼう」の利用方法や、PR企画、そして技術等をみなさんで提案してみましょう!
※動画をWEBサイトで閲覧できない方はこちらからご覧ください。
- 第1回
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4月22日(月) 国際宇宙ステーションを丸ごと知る
講師:長谷川義幸
アメリカ、ロシア、日本を含む世界15カ国が、それぞれが持つ技術と人材を結集し完成させた国際宇宙ステーション。国際共同プロジェクトを成功させたコツは何か?
- 第2回
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5月27日(月) 「きぼう」をプロデュースしよう!
講師:小林智之
「きぼう」利用は、科学研究・技術開発にとどまらず、芸術や企業の自由な利用により、新たな分野・形態へと進化している。新しい利用で生まれる魅力をともに考える。
- 第3回
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5月13日(月) 日本の実験棟「きぼう」づくりから得たことを知る
講師:小林智之
ゼロから始めたビッグプロジェクト「きぼう」の開発における苦労を知り、その成功の鍵を学びとる。また、その開発思想はこれからの安心・安全な社会づくりにどう生かせるのか?
- 第4回
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4月15日(月) オリエンテーション
講師:長谷川義幸,上垣内茂樹
有人宇宙開発の歴史を辿りながら、国際宇宙ステーションを考える。また、授業の進め方など全体のオリエンテーションも兼ねた基本講義。
- 第5回
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5月20日(月) 人が宇宙に行くということ
講師:小林智之
2011年はガガーリン宇宙飛行士が人類初の有人宇宙飛行を行ってから50周年。日本の毛利宇宙飛行士の初飛行から2012年で20周年。人が宇宙に行くということが人類そして社会にもたらす意味を考える。
- 第6回
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6月1日(土) 【フィールドワーク】筑波宇宙センター施設見学
講師:小林智之
日本における宇宙開発の拠点である筑波宇宙センターを訪れ、宇宙開発現場の雰囲気に触れる。JAXA職員との討論を通じて「きぼう」利用の可能性を探る。
※開催が土曜日となります。
※筑波宇宙センター(茨城県つくば市)集合・解散。
※筑波宇宙センターまでの交通費は学費に含まれていません。
- 第7回
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6月10日(月) グループワーク
講師:小林智之
フィールドワークを終えて各チームのキーワードが見えてきた中で、グループワークを通じてアイデアを形に。
- 第8回
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6月17日(月) 「きぼう」プロデュース構想の発表
講師:小林智之
新しい「きぼう」の活用とは?これまでの授業や筑波宇宙センター施設見学を通して考えた、チームごとにプロデュース構想をプレゼンテーションする。
- 長谷川義幸
(宇宙航空研究開発機構 理事)
1976年3月、芝浦工業大学大学院修士課程電気工学専攻修了。同年4月、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。1987年4月まで通信、放送、気象、地球観測衛星の衛星管制システムの開発と運用に従事。内、1年間はNASAジェット推進研究所に留学。1989年から2008年10月まで宇宙ステーション日本実験棟開発に従事、国際宇宙ステーションプログラムマネージャを経て、2011年8月より現職。
- 小林智之
(宇宙航空研究開発機構 きぼう利用プロモーション室長)
福井県生まれ。名古屋工業大学工学部機械工学科卒業後、日本国有鉄道(現JR)を経て1986年に宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。将来型宇宙往還機の耐熱構造技術研究開発を皮切りに、研究開発マネジメントや企業との連携の推進役などを経て、「きぼう」日本実験棟の新しい利用開拓に取り組んでいる。
- コース名
[環境学部]
宇宙プロデューサークラス 丸の内から国際宇宙ステーションへ講師:長谷川義幸、小林智之
- 日程
- 毎週月曜日 7:15-8:15
- 学費
- 全8回(60分) 38,000円(税込)
- お支払方法
- クレジットカード
- キャンパス
- 定員
- 40名
- 備考
- 宿題あり グループワークあり 週末フィールドワークあり
- お問合せ
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